集団移動中の自己責任

http://eiji.txt-nifty.com/diary/
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050522it14.htm

ところが行列を作って移動していると、一人が気付いても、なかなかその中で止まるというわけにはいかない。だから、普段以上に、教員側は注意義務を果たさなければならない。無思慮なドライバーがどうのこうのじゃなく、道路を歩く以上は、リスクがある。集団で移動していれば、危機回避のチャンスはそれだけ狭まるという認識の元に安全配慮しようとしない学校側の責任が大きく問われるべきだと思う。

 このケースでは、停止した車の後方から、暴走車が走ってきたため、学校側の過失は相対的に小さいっぽい。
 ただ、一人で移動している人間は、外界に注意を払うけど、集団で移動している場合、親睦を深めることに専念し、周囲に注意を払うだけのリソースが無い。また、10人の集団で移動する、というのは、個人が10人移動する、ことではない。きちんとリーダーや監督を決め、その管理下で動かさないと、ありもしない集団の中心しか配慮しない、そんな集団になる。
 理想をいえば、小隊と分隊にわけ、分隊長が左右を確認し、横断地点と到達地点を確認。安全な横断が可能と判断したら、集団で横断。だらだらと渡ると、敵の格好の射撃目標となるのだ。