憲法に還る

「予算五千円で、本鮪と松阪牛ヱビスビール飲み放題で席は個室な。それを実現するのが幹事のセ キ ニ ン」
というのが民主主義だという思想とどう対応するか、という命題があるが、


『国民の要望としては言論の自由の範囲内ではある。しかし、主権者としては相応しくない態度であろう』
というあたりに帰結するか。


また、

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

により、『本鮪と松阪牛ヱビスビール飲み放題で席は個室』を実現するには『不断の努力』が必要になるし、どっかから資金を流用してくるとしたら『濫用』に該当するだろう。


『あいつらが憲法無視するんだから、俺らだって無視するわ』
それはそれで主権者の決断ではある。