雑記

雀の評価

 作品評価の切り口には幾つもあって、これまでの表現の幅を広げたかどうか、というのがある。ジャンルを対象とすることもあるし、クリエイターを対象とする場合もある。
 「君の名は。」がどうだったかというと、美しい画面構成と精緻な動き、そしてRADWIMPSの音楽とのシンクロニシティは革命的であり、また250.3億円という興行収入は以後劇場オリジナル作品の隆盛を招いた。じゃあ、「すずめの戸締り」がどうだったかというと、RADWIMPSミュージカルは後退し骨太のドラマを志向しているように見える*1。イメージを整理し、少ないキャラの言動に注力した印象はある。

*1:実現できたとは言ってない