意欲の問題

 優秀な人というのは学歴に全然縛られていません。私学に一切行かず,地元の国立大を出て「優秀」と誰もが認める実績を出す人もいれば,私学に行き,有名国立大を卒業しても「あいつは使えない」と言われる人もいます。色々です。

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 酒に酔って、制限速度を大幅に超過しても事故にあわない人は多いし、注意深く運転していても、事故を起こす人はいます。色々です。一概には言えません。お金のかかる、企業の採用試験だって、採用後の業績と一致するわけではないでしょう。色々です。一概には言えません。くじ引きにしたら?


 と、冗談はともかく、意欲の問題、というのは難しい問題です。
 「本当の天才(頭がいいひとを指す通俗語)」は、努力にストレスを感じないか、ストレスを感じない程度の努力で結果を出します。もしくは、周囲に、ストレスを感じさせません。しかも、モチベーションを誰かに注入されなくても、勉強をします。
 ところが、その域に達しない我々は、勉強にストレスを感じます。他人が勉強している姿をみて、また、先輩が進学する姿をみて、「勉強する自分」というセルフイメージを形成し、その実現に努力をするのです。
 ただ、そういう上位層が私立に流出すると、残った公立校では、生徒にロールモデルを提示できるのでしょうか。「自分で目標を設定できない人間には、援助の必要はない」と言ってしまえればいいのですけどね。社会の教員に対する尊敬が無くなり、また権限も縮小され、それでも、学校に、生徒の規範となる役割を果たさせようというのは、



 まで考えたけど、脳内で留保のない教育の肯定を!教師が朝起こせ!まずいから給食代は払わない!うちの子を主役に!という声が聴こえてきたので終わりにする。