法律畑ってのはそもそも誰かの敵になるような業界じゃないはずなんだけど、敵に見えてしまっているのはどちらにとっても不幸なことだ。/売り上げによる査定とは、例えば「世界にどれだけ幸福を生み出したか」とか?
http://b.hatena.ne.jp/rajendra/20071219#bookmark-6854650
医療従事者からみた世界観
塹壕の後方には、市民の村がある。レトリカルに変かな。あちら側から、病魔の軍団が襲ってくる。それを、日夜、CTのレーダーで、内視鏡の双眼鏡で察知し、薬剤の弾丸、手術という砲弾で撃退している。
ある種の人々からみた世界観
塹壕の後方には、市民の村がある。あちら側から、医療従事者が、誤診という銃で、医療ミスという剣で襲ってくる。こちら側は、裁判という銃で、マスコミという火炎放射器で、彼らを撃退しなければならない。
法律畑の住人からみた世界観
広場のあちらとこちらに村がある。村境で境界線争いをしているので、適当なところで折り合いを付けないと、ひどい喧嘩になってしまう。A村と、B村の合計面積は一定なので、俺たちが恨まれる筈はないんだけどなぁ*1。
ある種の医療従事者からみた、法律畑の人
塹壕の後方には、市民の村がある。あちら側から、病魔の軍団が襲ってくる。それを、日夜、CTのレーダーで、内視鏡の双眼鏡で察知し、薬剤の弾丸、手術という砲弾で撃退している。のだが、疲れたから後退しようとすると、後ろ側から銃弾が飛んでくる。
「おいおい俺たちは味方じゃないか」
「後退は軍務放棄で死刑! 敵に突破を許したら、軍務ミスで死刑!」
補給も無く、援軍も無い最前線を尻目に、水増し請求の塊の輸送機は、ゴルフ接待と料亭接待を満載し、飛んで行く
のだった。
*1:原告・被告だったり、検察・被告だったり