福祉による福祉切捨て

今月から横浜市営バスの赤字路線が大幅廃止された。
廃止された路線の中には需要の少ないものもあったが、逆に乗降客が多いのに廃止された路線もある。一体何故なのだろうか。廃止された路線の中には病院に行くための系統が含まれているのだが、この路線の乗降客は老人が多い。老人が多いと老人パスでバスに乗る訳なのだから当然収益は不足する。市としては老人パスを廃止したいのだと思うのだが、これだとモロに福祉切り捨てだと非難を浴びる。だったら老人パスが有効に機能しないように、それを使う路線を廃止してしまおうと言うところか。

http://www.fnf.jp/

 老人福祉、という有権者対策を、バス部門という事業体に押し付けた結果とはいえ、福祉が福祉切捨てにつながるという例か。