"カリカリモフモフ"

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/27ceb08814b16655936d029d23846949
我々が、それなりにメロンパンが好きなのは何故か。
至近要因として、カリカリしたものを食べることが、快感に繋がる、ことを指摘できるだろう。
(モフモフした部分と交替で食べると、カリカリがさらに美味しく感じられるという)
究極要因として、カリカリしたもの、つまり火を通した食品(乾燥した食品)を食べることが、生存に適していた、と推定される。
(ドロドログチャグチャが好きな遺伝子は、食中りで淘汰されちゃったに違いない)
(年齢によって嗜好が変わるのは興味深い現象だけど)


至近要因と究極要因の説明、と考えて、検索してみたら
http://d.hatena.ne.jp/deepbluedragon/20060821/p1#c
なんか荒れている。


 個人的には、遺伝子(ゲノム)に書いてあるのはタンパク質の遺伝子(Gene)だと思っているので、あたかも遺伝子を縦読みすると愛国とか利他とかメロンパンとか書いてあるかのような議論はアレ。モノを噛むと、圧力センサーが働き、カリっとすると(圧力センサーの出力を微分しているのか、それともセンサーの構造がそうなっているのかは不明)、気持ちイイ入力に繋がるよう配線してある、そう考えたほうが簡単だと思う。社会的なあれこれも、「共感の切断に対する不快感」みたいなプリミティブなパーツが存在し、可愛い動物が殺されたり、子供が虐待されたりしたときに発動する、と考えたほうが、「非自己を認識し、自己保存本能に反しても、非自己の利益を優先する」と考えるより簡単だし。で、至近要因、つまりプリミティブな欲求に従うことで、集団の利益を最大化できるようなシステムが「残った社会システム」なのだろう。
 で、人間は、プリミティブな欲求に従う(ことで、利他的、道徳的、倫理的に優れた行動をとる)ことを、「利己的」と表現すると、北極圏に住む大型哺乳類氏の様に叩かれるので、ちょっと表現は難しいかも。あと、私がここでカタカタ書いていることは、「俳句は約17文字のひらがなで表現できる」みたいなことで、ひらがなを覚えれば優れた俳句が書けるとか、俳句は文字列に過ぎない、とか、そういうことではないと逃げをうっておく。人間は、炭素と水素と酸素と微量元素のカタマリだけど「過ぎない」とは思わないし、セカイは電子と陽子と中性子と、ニュートリノフォトンとトラペドヘゾロンと…に「過ぎない」とも思わない。