"援助交際がいけないとされる理由/根拠を論理的に説明して下さい。"

http://q.hatena.ne.jp/1058935222
 なにかを説明する場合、法制論、法解釈論、倫理学、また至近要因と究極要因、まあ、フレーム問題、こういうものを考える必要がある。いや、ない。他人が何か説明したら、それはフレームが違う、と突っ込むのがWebの楽しみ方で、そこがつい気になる私は「卑怯者」で「揚げ足取り」の「安い魚」なのだ。


 さて、進化心理学的に?人間は、緩やかな一妻一夫に適応している、と推測されている。もし、一夫多妻制だったり、乱婚であれば、他の動物のように、男女の体に著しい大きさの違いを認めたり、睾丸が体重に比べて大きかったり、と構造の変化を認めてもおかしくないから、だそうだ。もし、中世ヨーロッパにはてながあれば、「離婚がいけないとされる理由/根拠を論理的に説明して下さい」という質問が掲載され、ユーザーが法律・倫理・文化を盾に離婚がいけない理由を擁護したろう。また、SF*1的な状況で、決められたパートナーを作ることを禁止された社会では、「結婚がいけないとされる理由/根拠を論理的に説明して下さい」という質問が掲示され、以下同様の状況になるかもしれない。人間が遺伝子的に変化しない限り、「緩やかな一妻一夫」に準じた倫理であり、法律であり、文化に落ち着くとは思うし、この「緩やかな一妻一夫」に反する行為には、ネガティブな印象がつきまとうんじゃないかな。


 これは、論理というより、帰ってくださいといわれそうなマーケティング論に近いので、まあ、そんな感じ。「論理的に説明してください」という質問には、「説明可能で、質問者が納得しうる論理系が存在する」という暗黙の前提があって、回答者は、「法律」「倫理」「経済」「教育」とか提示していて、それはそんな感じ。

*1:1000冊も読んでいないのにこの言葉をつかうことには気が引けるのだが