"【友達は好意で決まる。恋人はセックスで決まる】"

http://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/2_0/2006/06/post_8f9c.html

……というのも、女性には「妊娠」という「男性の好意を受け入れるリスク」があるからです。異性の好意を受け入れるということは、その異性とセックスする可能性が高まるということです。これは女性にとって、「妊娠させられる可能性が高まること」とイコールなのです。

 うわぁ。自分の駄文より一億倍良いエントリーだな。
 自分が見落としていたというか、あえて見ないようにしていた視点。
 

えーと、ちょっと追記。

男性にとってもリスクであると考えられます。それは結婚や子供の扶養をリスクとすればですが。リスクではなくリターンと考えることもできますが、これは女性にも当てはまります。

 という、コメントを頂いたので、これにコメント。
 こういう言い方は好きではないのですが、人間には動物的側面があります。進化論的なアレです。海生哺乳類がハーレムを作り、鳥(の一部)が安定した一妻一夫を保ち、猿が雑婚で。で、ヒトは、緩やかな一妻一夫制に適応しているのではないか、という観測があります。動物的なレイヤーでは、セックスアピールの高い異性を求めるのでしょう。この言い方も好きではないのですが、「生理的に受け付けない」のもこれ、ですね。無菌のオタより、感染症キャリアーのイケメン、という話は、あちこちで目にしている筈です。
 さらにこのちょっと上のレイヤーで、心理学的な何かがあって、社会学的、経済学的レイヤーがあるのではないかと考えます。

 早い話、女性が、「キモ!」と言って交流を打ち切る状況も、「キモいけど、ここで親密になれば、子供が手に入るし、結婚もできるし」というシチュエーションの両方が考えられますが、まあそういうことで。



 えーと、さらに追記。水を飲む、というのは、生物、爬虫類以上?には必須の欲求でしょう。海水魚には物足りないかもしれません。
ヒトは、レモン水を好む場合がありますが、ネコは好まないらしい。ネコはVit.Cを必要としないけど、ヒトは必要とする。それ故、という説があるとかないとか。
 で、喉が渇いたからといって、他人のペットボトルを奪うことはあまりないですね。ツンデレシチュがちょっと想像できましたが。他人の管理下にあるものを強奪しない、というのは、イヌやサルでも、そうなんじゃないかなと。
 さらに、自分のペットボトルでも、会議中や授業中に飲み始める人はまだまだ少なそうです。こういう、低次元な欲求の上に、高次元な欲望が積み重なっている、というのは、ここでわざわざ文字列を読むまでもないかと思います。
 でもって、他人が美味しそうに水を飲んでいるのを見ると、生理的には十分なのにも関わらず、水が飲みたくなったりしちゃわないでしょうか。羅漢ですね。
 っていうか、まんまマズローかな?
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/rev%3a%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%81%ae%e8%a6%81%e6%b1%82%e4%ba%94%e6%ae%b5%e9%9a%8e%e8%aa%ac
 マズローを排撃するのも格好いいですが、人間の欲求に段階を考えることは便利だと思います。
 高次の欲求を満たすために、低次の欲求は無視すべきだ、愛があれば----なんて、みたいな言説がこの件の発端だし。
 一応いっておくと、私は「低次元の欲求が満たされない限り、高次元の欲求は満たされない」というつもりはありません*1

*1:っていうか、そんなこと言う人いるのかな?