キャラとキャラクターを区別する動向に関連して。

http://d.hatena.ne.jp/Kadzuki/20060212#p1

児童小説作家・川北亮二は登場人物とキャラクターを区別する(日本児童文学者協会・編『子どもと本の明日』2003)。おおざっぱに言えば、彼にとっては「登場人物」は文字通りの「人物」であり外形・配置上の役割(ロール)を大まかに指し、「キャラクター」を用いる場合は人物の性格・人格を明確に設定してある場合であるとする。戦後児童文学が私小説の延長上にあった沿革からは、「登場人物」から「キャラクター」への移行は大きな意味を持つ。