"コミュニケーション力低下の現実"

http://www.recruit-ms.co.jp/issue/column/trainer/200507.html

しかし、メールで送信したから、“伝わった”“理解してもらっている”と思っている人もいるようですが、いかがでしょうか。ある部長さんの話。「こんな大事なことをメールだけで済ませるつもりか!と部下をしかったら、『お詫びの絵文字を添えているのをご覧にならなかったのですか?』と怪訝そうな顔で言われて、唖然とした」という笑えない話もあります。

 笑えん。要は、技術とか文化とかで無くて、面倒くさがりが増えたという話。なんでメールで、と言ったら、「じゃあ、なんでメールがあるんですか」と逆切れされたことがある。メールは、開封の確認すらついていないので、到着の保障すらない。読んで、理解して、同意して、発信者が期待するアクションが保障された「はず」、という「はず」は、電車は脱線しない「はず」、建築確認がおりたマンションは安全な「はず」、東証のシステムは発行株式以上の売買はできない「はず」、というくらい、あてにならない。
 発信→到着→閲覧(=理解)→同意、と、コミュニケーションにはいくつかのプロセスがあり、自分のメッセージに強制力が無い場合、相手の行動が読めない場合、プロセスごとに確認をとらなければならない。そうでなければ、プロセスの進行すらおぼつかない。

 引用で紹介されたメール脳な人間は、「金貸して(絵文字略)」とメールすれば金が降ってくる世界に住んでいるのか?「ごめん(絵文字略)」とメールすれば、謝罪は完了し、相手が債権を放棄する世界に住んでいるのか?なんかBlog脳以下だな。