魂のプロトコル

htt://d.hatena.ne.jp/Su-37/20050830

何でみんな読書感想文がダメなんだろう。家庭教師やってるガキにどうやって書けばいいのかって聞かれたんですが、そんなの魂をそのまま表現すればいいじゃんとしか言い様がない。

 魂にもプロトコルがある。作文というプロトコルに、うまく変換できずに立ち竦むひとも多いかもしれない。立派な考え方を持つ人でも、教育を受けておらず、文章が書けないという例がWEBにアップされていたり。魂がそのままコーディングされて出てくる人もいれば、コーディングしてみて、やっと魂のかたちを自覚する人もいるだろう。絵画でも、彫刻でも、魂を表現するためには一定の技術は必要だし、プロダクトは制作手法に(ある程度)拘束されるし。
 対象が、もし、好感度を上げたくなるような人間である(もしくはその親が)なら、魂のかたちを構造化し文章化するプロセスを教えてもいいだろうし、魂のかたちすら明瞭でないなら、文章を読んだときに感じた感情、魂の色の微妙な変化を、はっきりとしたかたちに変えていくところから導いてもいいだろう。そうやって、いろいろインストールしてあげるのも教育(かもしれない)。
 なんていうか、上記サイトの管理人が記述するゲームの長文は、整然としていて、要するに読んでいて楽しくて、"引っ掛からない"ところを評価していて、だから、頭の中で構造化されていたり、方法論があるのかなと思っていた。上記の文章を読んで、魂がそのまま表現されているのかなぁと意外に思ったという話。

追記
"教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書で夏休みの読書感想文を書く"
http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20050830/1125389302