駄目な歌詞:ミスチルと秋元康
http://natsuo.hatenablog.com/entry/2015/02/04/001022
言葉のセンスが無い人は“正しい日本語”から離れることができず、説明的な作文を書いてしまう。
メッセージが一義的な表現で一から十まで説明されているため、受け手が解釈を試みる余地が無い。
独創的な表現でハッとさせるところに比喩の面白さがあるのに、アマチュアの秋元にはそれがわからない。
そして肝心なのが、表現がひたすら観念的である点だ。
『ヘビーローテーション』は“僕”が思いの丈を綴る歌詞だが、「好きという文字が躍る」という現象は、
まるで漫画描写や文字エフェクトのようであり、生身の人間の目に浮かぶ光景には見えない。
良い歌詞:ASKAと曽我部恵一
http://natsuo.hatenablog.com/entry/2015/02/03/224504
段落ごとにかっこいい言葉遊びを一つ一つ繰り出している面白さがある。
「誰が犯人かぐらい 二週先まで読んでる」と、正しい日本語を離れた粋なフレーズが出てくる。
幻想世界のレストラン。そのメニューには楽しげな架空の料理が並ぶのかと思いきや、
安っぽいフードコート料理が次々と出てくる。この裏切り方が、すごく気持ちいい。
数十文字に「過ぎない」歌詞が楽曲やリスナーの想像力と結びつき大きな何かを表現する可能性については否定しないけど、それが、それだけが良い歌詞で、そうでないのが駄目な歌詞かっていうと、人によっては意見が分かれる気はする。技巧的な歌詞が好みとは限らないし。
____∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〜' ____(,,゚Д゚)< 逝ってよし! UU U U \________
これはギコ猫か。
そういえば、"君の知らない物語"と"天体観測"を比較した文章も見たことがあったっけ。
http://d.hatena.ne.jp/Southend-Comics/20100226/p1