リアルペドの話

htt://www.sandanjuu.com/nicky.cgi?DT=20050830A#20050830A

今月の新潮45も当たり前のように興味深い記事が山盛りなわけですが、中でも今年3月に逮捕された、実父による性的虐待事件が凄まじ過ぎる。

凄まじいのは読中、読後の嫌悪感。この嫌悪感は女子高生コンクリート事件冒頭陳述(リンクはしません)並み。鬼畜系ロリビデオにまんま影響された父親が実の娘に襲いかかる描写は、ネットで陵辱物とされる鬼畜系エロゲーム、アニメ、ビデオのあらすじをなんかの拍子で読んでしまったときの百倍以上のとてつもない嫌悪感。この記事を読むことを誰にもお勧めしないどころか、子供の居る母親には断固として読ませたくない。こんなことをここで言うのは初めてだ。

テッド・バンディーの有名な言葉を思い出す。

単に読んだり見たりっていうのを超えちまう地点があるんだ。
ほんとに”やっちまおう”って思う地点がね

プロファイル研究所/暴力的ポルノ

ただ、書籍や音楽、映画などの表現の自由を規制されるのはもちろん反対なのに、やっぱりこの言葉を思い出して少し不安になってしまう。

原典どころか、この文章さえろくに読まずにコメントする。

父親が今年3月に逮捕されるまで、その間うつ病を患う母親は、何も知らなかった、気づかなかった、と言う。

とある。妻のうつ病、うまくいかない仕事、金銭の悩みによる鬱屈が原因とあるが、父親が、性的暴力を行使している間は、家族は安定状態にあったのではないか。人間は、生きていく上で、ゴミが不可避に排出され、それがきちんと処理できていれば安定できるんだけど、それが上手くいかないと、極めて稀に、ヘンな方向へ噴出する。 
 引火性の液体が、だんだん溜まって、貯蔵庫一杯になったところへ火がつくと大爆発、っていう感じ。普通の人は溜めなかったり、溜まっても引火しないよう、防爆庫にしまっておいたり、火気を近づけなかったりするので、ストレスフルな社会に責任を転嫁するのは無理があるとは思う。
 で、ライターなんかがあるから悪いのよ派と、少しずつ燃やせば爆発しないよ派との戦いは決着付かないだろうな。

 あ、実写系ペドは、こういう意味ではなく禁止する必要はあろう。