自殺っぽい話
たとえば、ある種の病気に罹患すると仮定する。
痛かったり、熱が出たりするとしよう。
「痛いので死にたい」「頭が朦朧として飛び降りたくなった」
などと言ったとする。
その場合、
「よしわかった。手伝ってあげよう」
と賛同するだろうか。
「100億年経てば、宇宙は滅びるのに、人間の生になんの意味があるのだろうか」
とか言わず、
「まあ、痛み止めでも使って、それで熱も冷まして、落ち着いてから話をしようぜ」
と、なるのではないか。
人間の実存とか、その前に。
それは、患部の疼痛に限った話ではなく。