悪と違法

 人間が、責任能力と判断力を兼ね備えた時点で、意図が尊重され、人権の保護の対象となる。


 予防拘禁は避けるべきとはおもうが、もし、ある少年が、なにかわめきながら窓から飛び降りようとしていたら(インフルエンザに罹患していたら特に)、死の権利とか自己決定権とか考える前に、鎮静剤でも打ってベット、だと記憶がなくなっちゃうか、ベッドに縛り付けて、翌日御話を聴いてあげればいいかな、とおもう。もちろん、ある時点で錯乱していたからといって、未来永劫縛りつけることは不当だとおもう。ある種の疾患についても同じ考え。


 あと、飲酒運転。一トンの鉄の塊を時速60kmで移動させること自体が「悪」であり、運行者が良く制御し、かつ、運行の社会性によって運行が許容されているという解釈。飲酒運転は、前提となる「責任能力・判断力」を喪失、減弱した状態で運行することになり、それは、バットを雑踏で振るようなものか。バットは、バッターボックスで振ればスポーツで、バットを大きく振りかぶって一塁手に殴りかかれば犯罪だよな。


 まあ、要するに、「犯罪者を死刑にしろ!」というからいけないので、「屑は死刑になればいいのに」「死刑判決が下り、絞首刑になればいいのに」といえば願望なのでセフセフという話に読んだ。