顧客企業側は枝葉末節にこだわり、企業価値や国際競争力捨てたシステムを構築する

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2007/11/it_294e.html?ref=rssall

今までのユーザ企業は実質どうでもいいところまで細かくオーダーメイドで作り込むことを要求しすぎていた。そのくせ、結局ユーザには不評で使われないシステムが量産されていたのだから笑い事ではない。人間の価値観は努力や根性では変わらないから、それが無駄だと気付かせるには外的要因しかない。

http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2007/11/it_294e.html?ref=rssall

 自分が所属していた場所っぽい話。
 紙の時代は、部門のエライ人に合わせて書式が決まったりしていた。
 部門ごとに伝統があったりすると、それぞれなんとなく書式が違っていたりする。
 それを電子化するときに、PCに合わせて書式を、業務フローを再設計するか、現在の業務フロー、書式に合わせてシステムをチューニングするか、二者択一になる。あるエライ人に合わせて設計すると、別のエライひとはムカつくし、誰にも合わせないとエライ人がみんなムカつく。ということで、内部にいくつものフォーマットを抱え込み、全員の顔を立てるシステムにすると、エライひとはホッとして、実際に操作を担当する人と、製作する人はムカつく出来になったりする。
 たぶん、中くらいにエライ人を放置して、うんとエライ人が、「そんな設計じゃ、コストが掛かって仕方が無い。システムに合わせられない人は、帰ってくれ」と言わないと、始まらないだろう。