書くのは百三回目くらいだが、ライトノベル"紅"のコミカライズ作品 "紅kure-nai" は、「漫画:山本ヤマト 原作:片山憲太郎 脚本:子安秀明 コンテ構成:降矢大輔」というスタッフ構成だった。
原作:片山憲太郎の世界観・キャラクター・プロットを、おそらく漫画という表現形式に合致するよう脚本:子安秀明が再構成し、映画でいうと人物配置やカメラワークみたいなのをコンテ構成:降矢大輔が担当し、そして作画を漫画:山本ヤマトが担当。
山本ヤマトの絵は素晴らしいものだったが、イラストを描く能力とコンテを描く能力はちょっと別と思われる。名モデルが名俳優(女優)とは限らないようなものかな。
なお、その後、原作:鏡貴也 コンテ:降矢 絵:山本の"終わりのセラフ"が開始され、ジャンプSQの看板としてアニメ2クール、コミックス31巻とヒット作に。
Web小説のコミカライズの場合、小説は小説、作画は作画という点は不変だけどここでいう『脚本』部分をどうするかっていうのが一つの争点になってると思われる。