ぼくに、松阪牛のステーキを、待たせずに。代金は980円。仕入れは臨機応変にね。


5歳未満死亡率は、キューバが9人。世界平均が83人/1000人。日本は4人。

先進工業国

アイスランド4

日本4

ノルウェー4

スウェーデン4

スイス4

http://www.unicef.or.jp/library/pdf/toukei_1.pdf

キューバ9


サウジアラビア29

イラン44

イラク130

英国6

米国8

この映画で、ぼくがもっとも感動したのは、アメリカの社会制度に見捨てられた形になった、「9・11」の救助作業に当たった元消防士たちを含む人々が、キューバにわたって無償で医療を受けることが出来たあと、この元消防士たちのかつての英雄的な行動に敬意を表して整列(国柄なのか、だらっとした整列だったが)したキューバの消防士たちに賞賛され、ねぎらわれる場面である。

1999年の世界統計摘要によるとキューバの寿命は76歳で、アメリカでのそれに匹敵する。これは、アメリカの封鎖によって薬、医療機器の購入が妨げられているのにも関わらずの事実なのである。すべての市民の医療は無料である。ただし薬代は各自の負担となっていて(我々は無料だったがアピールか?)、これを平均的な給料と比較してみると決して安くはない。住民204名あたり、どこにも1名の医師がおり(日本は600名、メキシコ15000 名)、1000人あたりに6つの病床がる。キューバは、他の国々からの学生に対して、キューバラテンアメリカ医学学校への無料参加を提供している。そして、資本あたり国外へ世界のどの国よりも多く医師を送っている。革命後には医師の半数がアメリカに逃げ出したが、いまでは62,500人の医師と、医師、看護婦、技術者、病院職員を含めて80万人0,000人近いヘルスケア労働者がいる。現在、二つの医学校と52の健康技術学校と21の大規模な医療機関と 4つの歯学校が14の州に配置されている。

http://prof.mt.tama.hosei.ac.jp/~otadashi/travel_cuba2003-houkoku4.html

あくまで印象だが、僕がお世話になった病院は人であふれていて、診療も急いでいたような気がした。そして施された治療はキューバ流であった。しかし生きていくうえでは十分な治療だった。世界人口の3分の1が必須医薬品を入手できない状態にある。アフリカやアジアの最貧国に限れば、人口の半分が必要な医薬品を購入できずにいる。高価な薬は使わないキューバ流治療が多くの国で求められている。
年金問題で忙しい坂口力さん、キューバに行って日本の医療無料にしてください。