デカルティックな問題

「精神的不能者に関する法案により法律が改正され、食料と水が医薬品と認められるようになった。したがって、現在では、患者の生活の質が低いと判断されれば、医師が患者に食料を与えず、脱水症状に陥らせる権利が認められている。トニー・ブレア政権下において、イギリスの政府はかつてない生命軽視の政府になっている。」

http://japan-lifeissues.net/writers/mos/mos_48britisheuthanasia.html

 報告によると、02-05年度に、旅行や仕事で米国、カナダに滞在中の旅行保険契約者9人が脳血管障害で入院。主治医は家族や損保の現地スタッフに「脳死」と説明した。うち3人の家族は「治療中止は納得できない」などと訴え、チャーター機で帰国。日本で治療を受け、意識が回復した。搬送費用の約2000万円は保険で支払われた。残り6人は、チャーター機手配に必要な額の保険に加入していなかったことなどから帰国を断念。現地で死亡したという。

http://d.hatena.ne.jp/famil-sugi/20060728/p1

 意識が戻った60代男性の場合、カナダで脳梗塞(こうそく)となり、入院した。人工呼吸器をつけなくても呼吸できる自発呼吸はあったが、医師は家族に「脳死」と説明したという。しかし、男性は帰国後1カ月で意識が戻り、記憶も回復した。

いかがだったでしょうか?アメリカでは、健康保険の変わりに保険会社が医療保険を扱い、診療費を保険会社が負担するような状態です。したがって、普段から保険料をたくさん払っている方は上等な医療を受けることができ、保険料を出し渋っている方は、最低限の医療を受けられるだけの状態です。”診療方針は保険会社が決める社会”が、こんなにいいんでしょうか?

ならば相応の負担をできる方だけが万全な医療を要求する権利がある、と考えるのがアメリカ型医療です。①の路線ですね。


国民皆保険なんだからある程度の質で我慢しようよ、というのが北欧流です。②の路線です。


両方を追い求めて不可能を現場に強い続け、医療が決定的に崩壊したのがイギリスで③の路線です。患者も医者もイギリスから逃げ出してしまったそうです。


日本国民はどの選択肢を選ぶのでしょうか??

http://mental-invest.seesaa.net/article/27807690.html

via まなめはうす

↓みなさまの選択が見られます。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.m3.com/Visa/20071227/1