事実と真実

いろいろ考えたが、要するに事実も真実も広い日常語であって、
「大きな」事実と「小さな」事実、「大きな」真実と「小さな」真実があり、それらは一致することもあればそうでないこともあるっつー、まあそうだよねー、っていう暫定的な結論に。
「小さな」事実は「観測」「測定結果」、「小さな」真実は「評価」「個人的な意見」などと同義と考える。
「大きな」事実っていうのはまあ大きな構築から意図や評価を抜いたものと考える。1941年12月8日日本海軍が真珠湾を攻撃したり、1945年8月6日 広島に原爆が投下されたのは事実といえよう。「真実」はなー。創作だと執筆者の神の目からプロジェクト推進者の「意図」を描くことができる。「実は、あの紛争は金髪オールバックの野心溢れる青年が政治指導者に取り入って暴発を期待し圧政を強いたことで発生したんだ」とかね。実際の歴史だとそんな神の目はないので意図は堂々と糊塗される。

なのでまあ、「同じ事象でも人によって受け取り方は変わる」という意味で「一つの事実に多数の真実」と言ってもいいし、「同じ事象でも、それが大きな事象であれば人により、立場により見えるもの、観測は変わってくる」という意味で「一つの真実に多数の事実」って言ってもいいだろう。




Not even justice, I want to get truth 真実は見えるか?