対言葉

似たような言葉を区別して用いることで、にているが異なる状態を区別して扱おうという動作は結構スキ。

事実と真実

メタな意味で『ほんとうのこと』が存在するとして、
「真実は一つだが、多数の観測者にとって観測事実は無数にある」
という記述もあるし、
「起こった事実は一つだが、多数の解釈者にとって解釈した『真実』は無数にある」
という記述もあるので扱いはちょっと難しい。

Not even justice, I want to get truth 真実は見えるか?



戦略と戦術

より上位のものを戦略、下位の者を戦術と呼ぶ。外交(政略)・戦略・戦術・戦闘 …みたいな拡張もある。このへん、何人なら戦闘で何千人なら戦術で何万人なら戦略という定義はないけどね。
古代なら1000人でも戦略、現代なら1万人でも戦術かもしれない。


予想外と想定外

予想できないものは「予想外」、予想はしたが未対策は「想定外」と。コロナの変異種出現は誰にとっても「予想外」であったが、未知のウイルスによる新型感染症の発声はSARS等により想定していた国は多かった。
https://xtech.nikkei.com/it/article/Watcher/20111128/375115/


具体的な災厄やその発生時期は予想できないが、「サプライチェーンの破綻」は想定可能って話。

保存と保管

 アクセスが要求されるのが保管、あまり要求されないのが保存、という印象。


受理と受領

「投稿」「投函」

 ポストに入れること。

「受領」

書類を受け取る。内容の精査はこれから。英語だと"receive"かな。ポストに入れても、配達されるまで受領されないし、営業日でないと「受領」されない。

「受理」

一定の形式を持っていることが確認され、審査過程に入る。記入項目に不足があったり、付帯書類が欠けていると受理されない。
 審査を開始する(≒未審査ではない)ことにも、審査に合格することにも使われるのでちょっとあれだが。

"accept"

 審査を通過すること。一次審査二次審査、いろいろあるが論文の場合掲載されることと同義。

職場では「出した」「届いてない」というコントを毎日やってるが、受理を、最低限受領を確認しないで「出す」のは「投げる」と言ってほしい。百万も承知で、『受理されるまで粘ると面倒なのでほんなげとこー。なにかあったら元気よく「出しました!」と言っとけばいいや』って思ってるんだろ。


制作と製作

どっちがどっちだかすぐに忘れるが、プロデューサーの仕事が「製作」で、監督以下の仕事が「制作」だったかな。逆?


バックアップ・スナップショット…

このへんの使い分けが今一つわからない。
https://e-words.jp/w/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97.html

メインPC内に”A”ってファイルがあり、それが破損すると「やーん」なので、外部にとっておくっていうのが「バックアップ」っていうのはわかる。
”B”っていう、全然使ってないファイルがあり、破損してもあんまり困らないけど一応保存しておきたいな、ってことでメインPCから削除して外部にとっておくっていうのはなんて呼ぼう?”移動”でいいのかねぇ。