最近のトランスミッション事情(よく知らないけど)

自動車の変速装置は、「断続器」+「変速機」の組み合わせで成立している。そのへんよく知らなかったけど、そういうものらしい。そんで、その足し算で特性がでてくるのでより複雑に見えてくるようだ。

  • 断続器
    • 摩擦板
      • 単板乾式クラッチ
        • 普通のMTはこちら
        • 引き摺り抵抗すくなめ
        • すり減る欠点があるらしい。特に乾式DCT。
      • 多板湿式クラッチ
        • DCTなどで使用例
        • 引き摺り抵抗あり
        • レース用の強化クラッチとか、AMTとかは知らん
    • 流体クラッチ
      • トルコン
        • ロックアップクラッチを作動されると直結状態となるので、流体クラッチに伴う滑り感が減り、ダイレクト感が出るという。
          • 多段化の功績1:クロスレシオ化により、ロックアップクラッチの作動領域を増やし伝達ロスを減少させる
      • 単なる流体継手
        • 使ってる車ある?
  • 変速機
    • 並行歯車式
      • MT
      • AMT(シングルクラッチ)
      • DCT
      • ホンダマチックは、強いて言うならこれ?
    • 遊星歯車式
      • いわゆるステップAT
    • 可変半径プーリー、いわゆるCVT
      • チェーン、ベルト、トロイダル
      • 伝達ロス多め
      • 通常のCVTは、プーリーを油圧で制御するため、油圧ポンプのロスが発生
    • THS
      • 強いて言うなら、遊星歯車式の変種?
  • 備考
    • 副変速機付きのCVTとか、ロックアップクラッチ付きのトルコンとか、ハイブリッド感はある

で、評価項目は、

  • 伝達効率
  • 制御効率

あたりがトップにきて、

  • 重量
  • 大きさ
  • 価格
  • 変速ショック
  • 整備の容易さ

あたりが続き、

  • 開発の容易さ

なんかも続くかもしれない。


ゴーストップの多い、(日本の)市街地では、制御効率が重要視され、定速度で巡航する欧州では伝達効率が重要視される、と。
プジョー208なんかは、昨年のマイチェンで、AMTからアイシンの6ATに積み替えてきてるし、DCTが覇権ってわけでもなさそうな雰囲気。