2013年付近のクルマの話題

アベノミクス

 やはり、最大のものはこれだろう。兎にも角にも円安で輸出は好調、各社盛大に黒字を出した。モーターショーの活況の一因に。

EVバブルの崩壊

 まで言うと言い過ぎかな。
 日産リーフ、三菱i-MiEVは爆発的ヒットにはならず、三菱アウトランダーPHVはトラブルが続出。トヨタプリウスPHVも、やはり爆発的ヒットには至っていない印象。諸外国でも、EV関連は苦境が続く。とはいえ、テスラの株価急上昇という例もあるけどね。「民生用(リチウムイオン電池)をセレクションすれば、『安価』『容易に』にEVが製造できる」っていう発想の終焉。
 「深夜電力で充電し、そのエネルギーで日中は走行。化石燃料の消費を減らし、地球温暖化を防止しよう」という京都議定書の前提条件がね。

どっこい生きてるCVT

 「CVTは伝達ロスが原理的に大きく、DCTに移行するだろう」という予測もあったが、やはり「日本では」CVT車が支配的。フィットHV(だったかな?)等にはDCTが搭載されたが、モーターの断続等も考慮された、例外的な現象だと思う。また、VWのDCT(DSGと呼ばれる)のリコール問題が発生。発表によると、基板の熱損傷?で、構造的な問題ではないらしいが。
 とはいえ、EUの小型車ではCVTをDCTに切り替える動きがあるとか。

一例:メルセデス・ベンツ Aクラス

初代 W168型(1997年 - 2005年) トルコンAT
2代目 W169型(2004年 - 2013年) CVT
3代目 W176型 (2012年 - ) DCT

軽乗用車におけるホンダの躍進

N-BOXN-WGN、N-ONEと、ホンダ大活躍。よくわからないけど、既存のメーカーが、既存の顧客と既存の車格ヒエラルキーに捉えられてしまうところに風穴を空けるっていうのがホンダの真骨頂って雰囲気。

しかし軽乗用車増税

 「なにをもって適正な課税とするのか(≒社会的費用をどう負担するか)」っていうのはえいえんの問題で、例えば、収入に対して一定額なのが適正か(逆進税って言われるが)、定率なのが適正か、累進課税なのが適正か、また、一定額の控除を導入するのが適正か、議論は尽きない。
 軽乗用車と、リッターカーの間に巨大な隔たりがあり、それをどうするのか気にはなってはいたが、軽乗用車増税という結論にはなった模様。