えー、変速機の要件は、主として伝達効率・制御効率という二点で評価できる*1。
トルコン＋遊星歯車列の、いわゆるトルコンATは、トルコンによる倍力効果があるため5速で十分という時期もあったようだ。
と、遊星歯車列は多段になると遊星歯車機構のセット数が増えるため伝達効率が落ち重量と体積が増加するデメリットもある。
しかしまあ色々あって最近は多段化が進んでいる。多段化すると、レシオカバレッジが増えより低い回転数で高速巡航できる、ロックアップ領域が増える、なんかで燃費向上に繋がる可能性がある。モード燃費の走行パターンを見ると、40-60km/h,70-80km/hで巡航するパターンがあり*2、そういうとこでうまくロックアップしてエンジンの美味しい領域で走れればよいわけだ。
カタログの比較で、6ATと8ATだと8ATの方がカッコイイしね。
*1:あとは、重量・メンテ性、開発性に操作性など
