内外価格差

 ネタにマジレスされたのでちょっと困る。

 メーカー直売でなく、代理店が一枚噛む分、二割は上がり、ローカライズやら新たに規制通せば五割増、倍っていうのが通常の舶来品。昔の輸入車もそんな感じだったそうな。北米市場はどの会社にとってもドル箱で、高嶺の花の独逸車も、EUより安い値段で(つまり、日本よりずっと安い値段で)売っているそうな。もちろん、装備や仕様は違うらしい。
 Apple製品は、以前は北米よりずっと高く、そして、ずっと後に売られていた。「北米に行き渡ったから、日本に売ってやるか」って意図が見え見え。それを有難がって皆買ったらしい。ジョブズ復帰のころからApple流通は変わり、事実上小規模店は切っていき、世界同一発売で、同一…とは言えなくても、北米価格に為替掛けた値段に近くなっている。

 面白いのがアニメで、海外版は凄く安い。これは、「日本で投資は回収予定なので、海外へは安売りしたる」って方針らしい。洋ゲーとか洋書が、「本国で投資は回収予定なので、日本へは安売りしたる」って例に覚えがないので、不公平に感じないでもない。あ、「欧米の大スターが日本のネタCMに出るが、あれは欧米で放映されないから許可してるんだ」っていうのがその類似かもしれない。