よくある風景

ドイツ知性の伝統に忠実で理性信仰に立脚するブルジョア系ジャーナリストにとって、ナチズムの核心である「反理性」と「反知性」は感覚的拒否反応を起こさせるもので、真面目に反駁すべき対象とは見なされなかったのだ。

http://d.hatena.ne.jp/nessko/20060428/p1

 某首相や、その取り巻きが反知性的だという批判を見掛けるが。

冷笑主義的手法はジャーナリズムにとって批判精神を発揮するための有力な武器のひとつだが、ワイマール状況下では病理現象のように突出し社会の混迷を加速することになった。
冷笑主義の武器を最も頻繁に駆使したのは左翼系またはリベラル系のジャーナリスト、作家のグループだったが、彼らはワイマール共和国の現状が建国の理念を裏切っていると反発、ショック療法によって迷妄を覚醒させようと市民社会を反社会的、反通俗的冷笑主義で無差別攻撃、反ナチスの立場に立つジャーナリズム同士が攻撃を応酬しあうこともめずらしくなく、それは結果として右翼や保守勢力を利する結果となった。

ショック療法によって迷妄を覚醒させようと市民社会を反社会的、反通俗的冷笑主義で無差別攻撃
しかし、手段の巧緻を論ずると「戦術指南乙」なのだが。



いつものあれをリンク
http://d.hatena.ne.jp/REV/20140719/p2

ヒトラーが失業問題を解決したことこそ、私達にとって重要な点だったのです。