人間は、ただ放埒に育てられただけでは、近代社会との相性が悪い。
ので、義務教育で「型にはめて」集団生活に適応した人間をつくる。
ただ、型にはまり切らない人間は、変にねじ切られてしまう*1。
「型にはめない義務教育」を求める人が多いが、それが実現できるかどうかは微妙ではある*2。「こういう時代なので、型にはめようとすると捩じ切れてしまう人を型から救い出すべき」というあたりで妥協できないかとは思うが、それはそれで困難はあろう。
もちろん、こういう、「善意のシステムの暴走論」だけではなくて、抑圧移譲というか、ストレス保存則というか、そういうのはまた別に。
*1:"プロクルステスの寝床的"ではある
*2:小学校低学年までは型にはめる教育とし、その後は徐々にオープンに、と主張する人もいて、それはそれで納得できる