「核兵器さえ持てば他の兵器はいらないんじゃないの?」という疑問への回答
http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20091021/1256119427
では、
限定戦争で戦略核の抑止力は機能しない
という回答を提示していた。
戦術核にもいろいろあって、Wikipedia*1より転載すると、
* 核砲弾
* 核地雷
敵陸上部隊に対する攻撃のほか、巨大な対戦車壕を瞬時に掘削する兵器で、敵の進行予測地域に前もって敷設される。イギリスはブルー・ピーコック(Blue Peacock)と呼ばれる威力10ktの核地雷を当時の西ドイツに配備する計画を持っていたが、1958年に中止された。
* 核爆雷
主に対潜水艦用に使用される兵器で、そのまま航空機から投下したり対潜ミサイルの弾頭として運用される。
* 核魚雷
主に対潜水艦用だが、対潜ミサイルに搭載された核魚雷は副次的な対艦攻撃任務を持つ物がある。
空軍で運用された空対空ミサイルの核ファルコン
陸軍の小型ロケット弾デイビー・クロケット(核出力10、20tの切り替え型)に搭載された。デイビー・クロケットは人力搬送が可能な小型核兵器として知られている。
核といえば、戦略兵器というか、大量破壊兵器としての概念しかない我々からすると、驚くような運用が試みられていたようだ。