医療のIT化

PHR(Personal Health Record)

EHRがさらに一歩進むと、蓄積された電子カルテを患者側が閲覧できるようになる。ここまで来て、ようやくPHRといえるものになる。日本の現状を言えば、ようやく大病院でEMRが整備されてきたというところだ。つまり、これまで手書きだったカルテをパソコンの画面に呼び出して入力するようになったという段階。

http://www.cyzo.com/2009/10/post_2990.html

 あと、十何年か経つと、日本もPHR化されているのではないか。カシオミニ賭けないけど。
 そのPHR、サーバーに何億円、クライアントソフトが1サイト何十万円、保守に月何千万…
 とはならない。無料だ。
 診察室にはPCが置かれ、医師はGoogle Healthにアクセスするようになるのだ。費用は、Emobile代くらい。画像データも、撮影機械から、直接Google Healthにアップされる。
 そうなる過程で、高騰する初期費用に保守費用、煩雑化するセキュリティー*1、と、官製規格の電子カルテが有名無実となり、Google Healthとの二階建て運営が常態化、医療費削減を目指した政権与党が現状を追認、みたいなシナリオを考えてみよう。


 なんていうか、IEにNNに、FirefoxOperaが存在する世界で、BBSと専用ブラウザの構成を考えている、みたいな*2

 



 

*1:一文字書く前に、暗証番号を10桁打つようになる。情報をファイルからファイルに移すためには10枚の秘密保持誓約書にサインが必要に

*2:まあ、メールの開封を確認できるのは、BBSメールの良いところではあった