みんなアメリカが嫌いなんだなぁ。

元エントリー

20年余りに渡って熾烈な内戦を繰り広げてきた4民族は、相互不信の塊だ。裏切りなど朝メシ前。きのうの仲間でも一旦敵となったら徹底的になぶり殺しにするのが、彼らの“常識”だ。コンテナに何十人もぎゅうぎゅうに詰め込んで、日干しにして殺したりする。 --http://www.janjan.jp/world/0606/0606226476/1.php

ブクマコメント

兵器を売っては回収し、回収しては売るアメリカ。戦争はアメリカの商売そのもの。レジスタンスが投降したら、コンテナに何十人もぎゅうぎゅうに詰め込んで、日干しにして殺しアメリカ軍。ひどいことするなぁ。


 元エントリーでは、殺す主体は内戦の4民族のように読めるのだが、ブクマコメントではアメリカ軍になっている。責任の主体が日帝になる、例のメソッドがアフガニスタンでも流行っているのかな。
 元エントリーも、米帝を非難する内容だけど、提示された写真が旧ソ連製の重火器(60年代くらい)と、アメリカ製のM2重機関銃(かなり古い)のみなのが残念。

ある国軍幹部は筆者に興味深い事実を明かしてくれた。米軍は兵器を買い取るが、その代わりに米国製兵器を与えている、というのだ。実にビッグで、巧妙といえば巧妙なマッチ・ポンプではないか。

M16を構えるゲリラ、スティンガーを構えるゲリラ、そういう写真を希望。

やっぱりよくわからない

 ナチ体制下の欧州で(ユダヤ人などに対して)、クメールルージュ下のカンボジアで、チャウセスク体制の旧ユーゴスラビアで(イスラム教徒に)、チェチェンで(イスラム教徒に)、原理主義者指導のアフガニスタンで、フセイン体制下のイラクで(シーア派に)、大規模な人権侵害が行なわれてきた。らしい。それに対して、アメリカは介入したり、介入しなかったりしてきた。それに対して、空爆を非難する記事を多数みたけど、その後をフォローする記事はあまり見当たらない。やっぱり空爆はダメだった、こうすればよかった、そういう記事は見つけられない。ようは、アメリカを非難して、世界中に小火器や地雷を輸出する特定アジアの国を擁護したいわけなのかな。

ダルフールのあたり

スーダン政府はダルフール虐殺の加害者であるアラブ系ミリシアジャンジャウィードへの支援を問われているが、エルワシラ外務担当大臣はジャンジャウィードの存在すら認めない。--http://www.janjan.jp/world/0606/0606236596/1.php

中国、ロシアは現行の和平交渉に障害が出るとして、安保理によるダルフール決議に反対。ヒューマン・ライツ・ウォッチHRW)によればスーダン政府は4月24日南部の村を攻撃、民間人を無差別に空爆している。--http://www.janjan.jp/world/0605/0605084076/1.php

 アメリカが国連安全保障理事会の議長を務める今月、ダルフールで強力な国連平和維持部隊の展開を可能にする決議の採択を進めるよう、人権団体など活動家はブッシュ政権に強く求めている。--http://www.janjan.jp/world/0602/0602098971/1.php

 スーダン政府の武力行使について、なんと「人権団体」が、「国連平和維持部隊の展開」を求めている。

「紛争には対話と外交で」が大原則。--http://b.hatena.ne.jp/I11/20060625#bookmark-2209080

なのに。

ダルフールに派遣中の7,000人のAU停戦監視部隊は3月末にも資金不足に陥るため、アナン事務総長も「武力行使の権限を与えられたより充実した部隊」の必要性をワシントンポストで訴えている。--http://www.janjan.jp/world/0602/0602098971/1.php

アナン事務総長まで。
戦争ダメ。絶対ダメ。正義の戦争なんてもってのほか。

「すぐ戻せ自衛隊首相官邸前アクション--http://d.hatena.ne.jp/claw/20060625#p1

みたいに、各国の官邸前でアクションをおこさなきゃ。

 アメリカが積極的に動いてこなかったことについて、幾つかの理由が挙げられている。まず、スーダン政府の「テロとの戦い」に対する協力をアメリカ情報機関が高く評価していることがある。7ヶ月にわたって継続中の南北和平合意の後見人として、事を荒立てたくないとする意向もある。--http://www.janjan.jp/world/0602/0602098971/1.php

 さらに、米政府関係者の中には安保理で強固な態度を前面に押し出すと、ロシアと中国の抵抗を招くと懸念する者もいる。ロシアはスーダン政府の重要な武器供給元であり、中国は同国の石油産業に多額の投資を行っている。アメリカはイランの核問題で、両国の支持を必要としている。--http://www.janjan.jp/world/0602/0602098971/1.php

チェチェン問題も、同じ文脈上にあることに注意。