女性主導型エロゲに含まれる歪み

http://blog.livedoor.jp/april_29/archives/50405452.html

 ……この逆の場合、つまり、嫌悪感の場合は大きく影響してきます。それはエロゲーがキャラクターイメージだけの存在でないから。言うまでも無く性的描写が存在するためです。「下級生2」や「Piaキャロットへようこそ!!G.O.」「マブラヴオルタネイティヴ」といった作品は、なぜ非難が始まったのか。“人間、褒める言葉より貶す言葉の方を、確実に多く知っている”……それはいいとして。

 私はそこに、エロゲーが本質的に男性主導の性的文化であるにも関わらず、その作品の多くが女性主導の展開になっている、現状の歪みが垣間見えると思うのです。

 男性が、主体的に女性にコミットすると、そこに責任が発生する。責任を負う、負わないを問わず。それは、主人公キャラクターの問題であるが、プレイヤーの問題でもあったり。
 そんなわけで、戦略的思考を持たない(欠いた)主人公キャラが、ヒロインの戦略作成のもとで戦術的な成果をあげ、責任はあっち持ち、成果はこっちもち、というところで、勝利に酔いしれると。

 あと、外交慣れしたヒロインとの、緊張を伴う条件交渉は厳しいというかなんというか。