"キャラクターの心が先行して存在し、それを表現するために世界に悲劇が起きるのだ。"

http://under.the.velvet.jp/?eid=372267
 いろいろと面白い。
 キャラクターの心が先行する、という表現もおもしろい。


 私の場合、現在のところ*1
・萌えは自己愛の一種
・自己愛を成立させるためには、鏡となる他者が必要
・他者と対峙し、向き合い、寄り添うためには、他者の理解できない他者性に折り合いをつける必要がある*2
・自己愛を成立させるに足る他者性を持ち、なおかつ理解不能性と折り合うために、トラウマの解体、エチなど、内面を解体する作劇手法が用いられる。

こんな感じ。


http://under.the.velvet.jp/?eid=376296

 <私>とは、主人公の姿のプレイヤーである。<他者>とは、キャラクターの姿をした二次的なコミュニティ達である。極論じみているが、現実にTo Heart2などはその上でこそヒットできたのではないか。この仮定によれば、売れないギャルゲーは非常に陳腐に見られるということになる。

 欲望は、他者の欲望に、というフレーズは頻用される。データベース消費とか。その上で、コミュニティーに他者を見る視線がおもしろい。 

*1:と、前置きをいろいろ付けなくてはいけないのが残念で、するとなら書くなよ、という突っ込みに対処しなくちゃいけないのが面倒で、でも書く

*2:同義反復