"文化と差別、そして「おたくと新人類」"

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060309/culturediscrimination

この話は、80年代に地方で活動をしていたオタク、たとえば唐沢俊一氏のように札幌で『宇宙戦艦ヤマト』のファン活動をしていた人たちを、いきなりないことにしてしまっている傲慢な認識だ。そして、この対談を読んで、つくづく感じたのは、結局オタク(おたく)と新人類というのは、首都圏の進学校出身者の文化的差異ゲームであって、それがたまたまマスメディア上に出ていたから、すごく大きな問題に見え、そんなメディアを一身に受容していた人たち(この場合は香山リカ氏の弟。北海道出身)によって認識された対立なんだなあと。そして、どうもこの対立というのは今も続いているのではないかという気がしている。

 編集にタッチして、雑誌コンテンツの形成に関与した側と、受け取る側の差異なんてあったりするんだろうか。と、ARTIFACTの記事を見て思ったり。