オタク世代論

今メディアやネット上で発言しているようなオタク第一世代、第二世代の人たちのおかげで、つい忘れられがちだが、その影には、過去にオタクをやめたり、オタクというほどかつての趣味に熱中してない人たちがいっぱいいる。現在積極的に発言している人たちは、そうした選別をくぐり抜けてきたオタクエリートであり、歴戦の勇者だ。

http://artifact-jp.com/2007/03/22/otaku_generation_theory/

これまでの過去に様々な語りがあるけど、そうした語りにはもはや簡単にアクセスできない。しかし、インターネット、そしてブログのおかげで、アーカイブを残す労力は格段に下がった。

 更科氏の一連の評論、あと、このラノ、関連に寄稿された、作家のコラム*1など、有用で面白い文章は沢山あるけど、ノービスオタと、そういうアーカイブを結ぶ経路がねぇ。


 ノービスオタに、コレを読みなさい、というのは大きなお世話だと思うけど、もし、資料にアクセスしたいときにインデックスを整備…しても利用者はあんまりいないかな。


参考:年表類は収集している。
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/OTAKU_chronicle


もうちょっとおまけ。
https://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/Dojin_chronicle
https://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/lightnovelnumbers
資料を収集している関係上、他人の資料収集エントリーにも敏感になった。ノービスオタが、過去の資料を参照しながら上級オタに進化して…みたいなものを想像したけど、そういう動きはあんまり無い。
 とはいえ、オタク無かった論、南あわわわわ…じゃなくて、エヴァの前にガンダムまでアニメが無かったり、スレイヤーズの前にラノベが無かったり、それどころかブギポの前にラノベが無かったかのような論、を唱える人(いないと思いますが)に簡単にPointするために、それなりに役立っているのでよしとしよう。そのうち、Windowsの前にGUIが無かった論なんかも出てくるのかなぁ。


さらにオマケ
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/OtakuRanking
このなかで、どこまでを「オタク」と思うかで、オタク感が分かると思う。
東氏らの、動ポモ的オタ史観では、サブカルに分類されたりする「オタク」も多いかな。