仇討復活!

http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20060122#p2
via
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi

一見暴論に見えますが、近代社会の運営には社会契約以前の自主・自立の気概が内包されている必要があるのかも、と思わされました。

* 国家が被害者の代理をして加害者の命を奪うことで、被害者(や遺族)の気持ちは収まるか?宮崎氏は納まらない。家族・近親者を殺されたら愛情の発露として自力救済(殺し返す)をめざす。被害届は出さない。
* 裁判所と社会の関係の中で「自力救済」を禁止したことも考え直すべき。裁判という制度を否定する考えに近い。
* 加害者の人権、被害者の人権と言われるが、(国家に保障される)人権一般に問題を解消してしまうことは、国家支配の論理に乗ってしまうことになる。自力救済こそ目指すべきで、お上がもっとしっかりしてくださいなんて恥ずかしくて言えない。

 宮崎学氏は、自己完結したイノセントな人間なので、自分が復讐される立場になるなんて考えもしないんだろう。いいな。交通事故を起こしたら、日本刀を持った人間が押し寄せてくる社会か。で、レイプすると、被害者の家族が日本刀を持って、みんな叩ききるの。切られた男の一人は、本当に参加していなくて、ただ単に同じ部だから同罪、とかいって切られるのね。すると、彼の妹が不当だといってナイフを持ち出して。
 と、揶揄すると、名誉毀損の自力救済のために、日本刀を持った宮崎氏がやってくるのか。名誉は作家の命、とかいって。注意しなきゃ。