"絵の主題と要素"

http://d.hatena.ne.jp/giolum/20060104#1136359091

* 頭で考えて要素を組み合わせても、描ける主題は知れている。秩序が可能性を狭めている。
* とにかく要素を組み合わせてみる。そこに今まで考えもしなかった「何か」が生まれるかも知れない。


http://www2.ttcn.ne.jp/~oda.makoto/ch.6.12.10ed..htm

エンジニアが用いる概念は、現実に対して透明であり、資材の集合そのものを更新することによって、事前の計画とでき上がりがつねに一致している。それに対して、ブリコラージュでは、「でき上がりはつねに、手段の集合の構造と計画の構造の妥協として成り立つ」ゆえに、「でき上がったとき、計画は当初の意図(もっとも単なるスケッチにすぎないが)とは不可避的にずれるのである。これはシュールレアリストたちがいみじくも『客観的偶然』と名づけた効果である。しかしそれだけではない。……計画をそのまま達成することはけっしてないが、ブリコルールはつねに自分自身のなにがしかを作品の中にのこすのである」[レヴィ=ストロース 1976:27]。

子供の落書きにヒョーロンカが近代をみたり、近代の克服をみたりするのはギャグのタネだけど、主題主義に近代を見たり(つーか、共産主義芸術はどうみても主題第一です。H(ry)、現代美術に近代のカウンターを見たりするのは共感しないでもない。で、自分は昔からシュールレアリズムなマグリッドとかキリコがすきなんだけど、それは実はこういうことなのかもしれない。
昔のエントリー。
http://d.hatena.ne.jp/REV/20051201#p5