先生が生徒を叱れない話

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1399358/detail
via
http://www5.big.or.jp/~seraph/zero/

 これは、筆者が知るある私立高校の実際の出来事であるが、若手教師が寝ている生徒を起きるように注意した。するとその後、叱ったことが年配教師に伝わり、今度はその若手教師が「生徒を叱らないように」と、年配教師に叱られたというのだ。「眠いかどうかは生徒の自由、そっとしておいてたほうがいい」というのが年配教師の考えだが、その考えに疑問が残る。

 責任を追及されない程度に偉い経営者と、責任を追及されない程度に(中略)な生徒の間に挟まれた先生が苦慮する話。授業態度が悪い、と書類に記載すると、寝るような授業をする先生が悪いという反論がなされることが目に見えるようだ。
・睡眠をしたものは鉄拳制裁→鞭打ち→銃殺
とか、
・睡眠→内申メルトダウン
とかポリシーを発表するか、
・睡眠許可
というポリシーをとるか、すれば合理的なのだが、父兄の見栄えが悪いので、間に入った教師に責任を押し付けるわけだ。
ちょっと追記。
要するに、金を払って躾を買う風習に暗黙の了解が得られない以上、
・料金を支払った上で躾けることを明文化する

・不快な躾けは行わないと明文化する
ことが合理的だとおもうのだが、経営上の判断でお茶を濁しているわけだ。
 個人的には、体罰も鉄拳制裁も反対だが、親と生徒が金を払って体罰を受けることを止めるつもりはない。逆に、モラル=士貴、じゃなくて士気が落ちた教室での授業が、効率的になるとは思わない。このくらいの年齢層で、一番大事なモチベーションの減退を来たすからだ。
 まあ、オカネを支払う生徒は神様で、給与を支払う経営者は神様で、給与を貰いつつサービスを提供する先生は悲惨な話。で、じゃあ、生徒がどうやって金を受け取るかというと、働いたら負けだと思ってベーシックインカムですよ。

参考
http://blog.tatsuru.com/archives/000850.php