希望者のみ、という選択肢

http://d.hatena.ne.jp/matunami/20080328


もともと、衛生状態が悪い時代の産物なので、廃止が一番かも。公衆衛生は、ある意味非人間的で、人権を多少抑圧することで、全体の利益を守るわけ。なんか全体主義的・ナチス的とか言って、公衆衛生を批判しないかしら。あのへん。まあ、人権国家日本では、非人間的な麻疹の予防接種をしてこなかったので、帝国主義米国からは麻疹輸出国として警戒されていると*1


で、「希望者のみ」とした場合を考える。
健診から洩れた生徒が出現した場合、「それは希望しなかった自己責任です」という主張が通るか。渡航を推奨されない区域で掴まっても、日本政府の責任と言われるこの時代だ。「希望しなかったのは、教師の説明不足である。希望しない場合の不利益を十分書面で説明されておらず、同意書も保管されていない」という判決が下るだろう。健診のアンケートを取り、希望しない家庭を一軒一軒回って、利益と不利益を説明するのにどれだけの人月がかかるだろう。というわけで、医者にやらせて、見落としたら医者のせい、苦情がでたら医者のせい、時間が長引いたら医者のせい、ということにすれば便利なわけじゃないかな。