自分を殺すことについて

 ちょっと思考実験。
 えーと、ある人が、凄い痛みに耐え切れずに、死を選んだとする。その痛みが、例えばウイルス病によるもので、抗ウイルス剤で回復がみられ(可能性が多い)、痛みは鎮痛剤である程度抑えられるものとする。この場合、世間は、「死は自己決定の範疇である」というだろうか。多分、教えてやれよ、という世論になるんじゃないだろうか。
 これが、一時的なセロトニンの減少による自死であれば、世間はどう思うだろうか。とりあえず、セロトニンを足してやれよ、と思うんじゃないだろうか。自己決定権の行使は、それからでも遅くは無いと。