ゲーセンに出没していた一時期。ハイスコアを取った時に、自分の名前を入れていたことがある。何周クリアとか、稼ぎがどうとか、そんなのとは程遠いレベルだったが、ちょっぴり誇らしかったのだ。その頃は。
で、一番最初は、好きな漫画のキャラから取っていた。しかし、性別が誤解されそうな名前なので、数日で変更。今度は、好きなゲームにちなんだものに。そうそう。その頃、ハイスコアに入力できるのは３文字程度という場合が多く、それでこの名を使い始めた。別に、誰かに向かってハンドルネームを叫んだわけではない。ゲーセンに行ってゲームをやって、ハイスコアを取ると名前を入れ、誰かが自分より上のスコアを取っていると、その上を目指すというそんな感じ。
でで、ネットを始めたころ、身内の掲示板にこの名前で書き込んだ。もちろん、リアルな名前はお互いに認識していることが前提だった。しばらくして、身内から、「や、REVくん」と呼ばれたときの、背筋の凍るようないたたまれなさといったら、もう。
それ以来、この名前は封印し、名前を変形させたものを使うようになった。そちらは、カタカナで書いても違和感はないものだ。ただ、いろいろあったのかなかったのか、もう一つのハンドルを使うことは、皆無に等しくなっていた。その後、なにかの機会に、オンライン上の個体識別子が必要になり、リアルな自分との追跡を受けにくい、検索エンジンでも追跡されにくい、名前ということで、復活させたのがこの名前。
