ドラえもん最終回事件

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http://d.hatena.ne.jp/SHIKAIKILYOU/20070308/p1
 もし、あなたが…というとアレか、私が、小学館の担当者だったら、小学館のひとだったら、株主だったら。

ところが「田嶋氏が小学館から著作権侵害を通告された」という情報が入り、事態は一変します。事情を知らない人が、ネットで話題になっている作品が「藤子・F・不二雄先生が生前に描いた公式の作品」だと勘違いしたらしく、小学館に「自分は学校の教師なのだが、あの最終回に感動したので道徳の教材として使用させて欲しい」という問い合わせをしてしまったのです。こうして、当初は他の数ある同人誌とに対してと同じ対応を取っていた小学館サイドも「公式作品だと勘違いしてしまう人が出てくるぐらい、事態が深刻になってしまっているとは…」となったらしいのですが。問い合わせをした人に「公式作品じゃない事ぐらい分かれよ…」と思ったのは自分だけではない筈です。

これが、たとえば二百部刷って30部配布、身内だけの閲覧同人誌を垂れ込んで、というのなら「分かれよ」と思うけど、一万部だからなぁ。
これが、たとえば二百部刷って30部配布、身内だけの閲覧同人誌なら、通報すんなよ、と思うけど、一万部も売っていれば、公式か非公式か区別がつかない人間が手にすることもあるだろうなぁ。

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 直接の関係はないけれど、たとえばネズミー会社と無関係なバス会社が、長野<>舞浜便を「ネズミーバス」と銘打って運行した場合、バスに関する問い合わせをネズミ屋にする奴が出る。「ネズミーバス」が、ネズミランドパーキングじゃなくて、舞浜駅に車を止めたり、その他クレームが発生したら、不親切だとバス会社じゃなくてネズミ屋にクレームを入れる奴が出る。「ネズミーという名前がついてるんだから、ネズミーが責任取るべきだ。留保の無い生の肯定を!」と叫ぶ人間はたくさんいるらしい。

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 「良くコントロールされているから価値のあるコンテンツを、自分だけ緩くしてほしい」という意見はあまり好きになれない、という話。

追記:元エントリーに、追加修正があります。

http://d.hatena.ne.jp/SHIKAIKILYOU/20070308/p2
ので引用内と、コメントを修正。