トランスメタ、CPU事業から撤退

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0106/transmeta.htm
TDPやら消費電力の増大で、困難となったミニPCを可能とし、インテルに超低電圧CPUを販売させた、偉大なるアンチテーゼ。アンチテーゼのままでおわっちゃったので、歴史に埋もれる可能性大だけど。
えーと、IntelAMDが、P2とAthlonで熱い熱い戦いをしていた頃、ミニノートは危機に瀕していた。MMX Pentiumの代わりには、熱いCPUは不向きだった。で、Crusoeが出たら、軽くて薄くて電源が長持ちするPCが出来る(といいな)と思っていたものだ。で、Crusoeの発表と共に出現したのはInterlinkやリブレットやVAIO C1などのミニノートと、裏切って(?)低電圧P3を搭載したIBM X20などのインテル陣営。結局、隠しだまを隠したままにしようとしたIntelは、超低電圧版CPUを出荷することになり、Crusoeを搭載したのはニッチ狙いのミニノートのみになってしまった。
 インテルの対応が遅く、Crusoeがもっともっともっと性能が出ていれば、面白い時代になっていたかもしれないのだが。