なぜ微積を学ぶか

https://wirelesswire.jp/2023/11/85659/


地上には道路標識があるが空中にも海上にも水中にも標識は無い。計器航行には加速度を積分し速度、速度を積分し距離を算定する慣性航法が必要だった。
(えっ?ピトー管で対気速度が測れる?風が吹いたらどうすんだ。海にプロペラ落とせば対海速度が測れる?海流が流れたらどうすんだ)
GPSの出現で軍事的な視点ではもう役目を終えた感はあった慣性航法だが、露のGPS妨害が激化した昨今両用が進む気はする。


また、弾道は空気抵抗が無ければ水平方向速度一定、垂直方向は初速-重力加速度xtなのだが空気抵抗があるとF=−kvで効くので微分方程式が必要となり18世紀の砲兵学校では微積は必須だった。
えっ?GPS誘導砲弾エクスカリバーがある?GPS連動弾道計算器がある?露のGPS妨害にはどう対応するんだ。電気がなければ計算尺を使うんだ。
http://www.keisanjyaku.com/sliderule/hemmi_artillery/hemmi_artillery.html