たびたびロケット理論

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20070511/p2
 クリエーションの分野って、弾道飛行をするロケットに似ている、と思っている。
 ロケットの最大加速は、打ち上げの瞬間で、その一瞬のために莫大な第一段ロケットが用意される。飛行機であればカタパルトを使ったり、ロケットブースターを使ったり。第一段が切り離される頃にはマッハ10を超える速度になり、どんどん飛行距離を伸ばしていく。そのときに弾頭は加速をやめ、姿勢制御程度だったり。あんまり速度が速いと、周回軌道に乗ったりするけど。
 作品が加速をやめて、軌道が読めるようになっても、作品は慣性の法則に従って飛行し、巻数と部数を増やしていく。加速度、速度、高度、飛距離、どういう部分を評価するかは、お好みということで。


加速度:第一巻のコンセプト・世界観・キャラクター。これで打ち上げが成功するかどうか概ね決まるっぽい。
速度 :アニメ化直後が最大速度。そこから加速する場合もあり。
高度 :中年向け週刊誌に載ったときが、通常最大高度。
飛距離:アニメが終わり、一応の終了をみても、延々と続く場合もあるとかないとか。