動かさなくていいなら

動作させず、組み立てなくていいなら自転車のフレームとか自動車のシャシー(のようなもの)は作れそうな気がする。
「じゃあ、ハブとかボトムブラケットとか付けてみろよ」と言われると降参である。レースで走るどころか、近くのスーパーに買い物に行くどころか、前輪後輪BBつけて体重掛けられるフレームを作れる気はまったくしない。溶接が外れ落ちそうである。そもそも歪んでいてハブがつかんだろ。自作すると。
『部品を組み込む精度がある』『体重を掛ける強度がある』
から始まって、
『前輪と後輪とBBの軸が同一平面』『坂道を昇降したり、ブレーキを掛けたときにも耐える強度』『数十年乗れる耐久性』
が必要であり、スポーツ車のフレームであれば
『剛性』『強度と軽量化の両立』
などの要件が加わり、さらに
『過渡特性(同じ静荷重に同じ量の変形が観測される場合でも、動荷重に対してオーバーシュートして戻るのかゆっくり変形するのか、など)』
なんかが加わるともう大変な仕事になることが予想される。

要は、いろいろ大変ね、ということ。