自動車の最低要件

【超悲報】中国「宏光MINI EV」が65万円の超格安で対日輸出へ!「マジかよ」「国内軽四BEV市場が崩壊する」「国内メーカーが真似できない価格帯」
https://togetter.com/li/1963736


"中国発「50万円EV」は、世界市場に飛躍できるか:話題の「宏光MINI EV」を分析して見えてきたこと"
https://wired.jp/article/review-wuling-hongguang-mini-ev/

中国では低速EV(LSEV)が産業として急成長している。LSEVとは、言ってみればゴルフカートのような四輪のEVだ。

宏光MINI EVは、LSEVから一歩進んで日本の軽自動車に近づいたクルマと言える。制限なく一般道を走行できるが、ホイールサイズはわずか12インチで、最高速度は時速100kmまでしか出せない。それでもボディサイズが小さいので、幹線道路への合流などはそれなりに快適だろう。
ただし、操縦については決して快適とは言えず、正確性に欠けることが多い。時速50km程度を超えると、とにかく一直線に進みたがるクルマと格闘するはめになるのだ。
また、これほど小さなタイヤでは、路面のあらゆる衝撃を感じることになる。しかも座席のクッション性が低いので、なおさらだ。

バッテリーの容量は、9.3kWhと13.8kWhが選べる。航続距離は、甘めの傾向があるNEDC基準で前者が120km、後者が170 kmだ。充電時間は220Vの電源なら前者が6時間半、後者が9時間となっている。

宏光MINI EVを中国以外で購入することはできないが、『WIRED』の製品レビューの評価基準で寛大に点数を付けるなら、10点満点中の5点だろう(優れた点:EVとしては破格の値段、スクーターより安全、4人乗り、そこそこ優れたデザイン。悪い点:街乗り限定、乗り心地がよくない、不十分な安全装備、不安定な操縦性)。スコアが4点でない主な理由は、大きな価値が提供されている点にある。とはいえ、安全装備の不足を無視することは困難だった。

価格に関して詳しく説明すると、宏光MINI EVの低価格モデルの販売開始時の価格は28,800元(当時のレートで約45万円)である。試乗したバッテリー容量13.8 kWhのマカロンは、最近まで43,600元(約86万円)で販売されていた。

しかし、バッテリー価格が上昇したことで、宏光MINI EVの各モデルの価格は約1,000ドルの値上げとなっている。驚くべきことに、五菱が1台の宏光MINI EVを販売して得られる利益は、14ドル(約1,800円)未満であると報じられている。




94万円からのアルトより、144.9万円からのN-BOXが売れる国なので… 平成、令和の『最低限』、家族使用の『最低限』がN-BOXで、個人使用の『最低限』がアルト・ミラってことではないかな。N-BOXなら、家族4人で高速道路に乗って(左側車線だが)遠出もできる。
LSEVというジャンルがあるようで、制度上大きな優遇があればLSEVは普及するし、そうでなければ軽の中古の方が快適じゃないかな… 二台目であれば、確かにLSEVは有用だけど。配送用とか、近所回り用とか、商用にも有効だけど「当社はEV化!」みたいな制度的な利点と衝突安全上の危険があるのでなあ。


 んー、『砂金』とか考えてみれば、0.1gだって嬉しいし、0.1gの砂金を1kg集めればひと財産だ。逆に『PC』を考えてみよう。400円のジャンクPCは嬉しくないし、それを一万台集めたら処理にひと財産掛かってしまう。モバイル系、移動系のモノやサービスは単純に足したり引いたり溜めたり引き出したりできないのでそうでないものより選択がややこしい。デスクトップPCなら周辺機器を追加して性能を確保することもできるがモバイル系はそうもいかない。そうすっと、みんなiPhone(iPhone SE)を買うわけだ。ノートPCでも、インプレスのサイトでは中古が安いという記事が並んでいるが一定の性能に満たないものはどうかと思う。


 最近ではタタナノ、ちょっと前はミツオカマイクロカー*1のようなマイクロカー、さらに昔はスバル360のような原初の軽自動車、そして海外でのマイクロカー、『四輪原動機付き自転車』なんかもあったが、結局日本ではスバル360以降は流行しなかった。ドイツでは「SMART」プロジェクトが行われたが、結果はねー。トヨタのiQ*2も含め、後続車はでなかった。衝突安全も含めて「小さな『自動車』(囲いつきバイクではなく)」を追及すると単なる小型車よりコスト高気味になるようだ。

SMARTには「たとえば、道路に直角に路駐スペースをつくり、SMARTのようなマイクロカーのみ駐車許可とすれば普及するだろう(そうでもしないと普及しないだろうな)」って見解をみたことはある。


『四輪原動機付き自転車』

・排気量や出力の制限(400~600ccが多く、EVも増えている)
・全長の制限(かつては2.5m程度、今はもう少し大きい)
・最高速度の制限(45km/h以下が多く、高速道路は走れない)
・免許制度が独特(無免許、あるいは原付免許で、一番若くて14歳から乗れる)
・独自の衝突安全性能(低性能ゆえに、自動車ほどではない)

https://www.gaisha-oh.com/soken/quadricycle-microcars/

乗用車ランキング(2022年4~9月)
順位 ブランド通称名 台数(台) 前年比(%)
1 ヤリス(トヨタ) 84,251 79.5
カローラトヨタ) 57,850 118.3
3 ノート(日産) 49,492 125.6
4 ルーミー(トヨタ) 46,456 69.5
5 フリード(ホンダ) 37,475 116.4
6 ライズ(トヨタ) 36,050 96.5
7 ノア(トヨタ) 29,265 142.2
アルファードトヨタ) 27,308 59.9
9 フィット(ホンダ) 27,159 123.8
10 ヴォクシートヨタ) 26,716 86.0

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/74602/

軽自動車ランキング(2022年4~9月)
順位 通称名 本年累計台数(台) 前年累計台数(台) 前年累計比(%)
1 N-BOX(ホンダ) 86,876 90,453 96.0
2 スペーシア(スズキ) 48,905 58,144 84.1
3 ムーヴ(ダイハツ) 43,926 45,916 95.7
4 タント(ダイハツ) 38,735 47,933 80.8
5 ワゴンR(スズキ) 38,140 26,933 141.6
6 ルークス(日産) 34,779 34,993 99.4
7 ハスラー(スズキ) 33,978 39,978 85.0
8 アルト(スズキ) 31,165 28,382 109.8
9 ミラ(ダイハツ) 28,444 29,980 94.9
10 タフト(ダイハツ) 26,532 28,553 92.9

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/74602/

*1:https://clicccar.com/2022/07/28/1205380/

*2:2985mmx1680mmx1500mmと//日本の軽自動車よりも長さが400mm以上短く、コンセプトはあくまで「大人3人と子供1人または荷物の3+1シーター