人間の価値、人体の価値

一般的な意味で生きて、労働力と再生産能力のある人間に価値があることは自明であろう。
では、事故や疾患で脳の機能が失われた人間は？さらに言えば死んだ人間には価値があるのだろうか？

事実や真実はどうであれ、広義に『生きた』人間は関与した人間にとってイコンとしての価値を有するため、精神機能の喪失や生命の喪失があってもイコンとしての価値は残存する、そう考えている。ただ、象徴的価値を享受したい意欲はあってもそのコストを支払う意思のないところは、赤字ローカル線に似たものを感じる。