「リアル」から「バーチャル」、「アトム」から「ビット」、「円」から「元」

リアルのもっともリアルなもの、地価はどんどん上昇している。給料も徐々に上昇していて、大幅な値下げはみられない。
一方、HDDやDRAMSSDの価格あたりの容量も、CPUの価格あたりの処理能力も、スマホのパケット料金も、サーバーの使用料もどんどん下がるなど、「ビット」は低価格化している。
商品やサービスの価格は、オフショア化、グローバル化で低下していて、

「世界どこでも、やる仕事が同じだったら同じ賃金にするというのが基本的な考え方。海外にも優秀な人材がいる。グローバルに事業を展開するのに、あまりに賃金が違いすぎるのでは機能しない」「日本の店長やパートより欧米の店長のほうがよほど(賃金が)高い。日本で賃下げをするのは考えていない。一方で途上国の賃金をいきなり欧米並みにはできない。それをどう平準化し、実質的に同じにするか、具体的な仕組みを検討している」「(離職率が高いのは)グローバル化の問題だ。10年前から社員にもいってきた。将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E4%BA%95%E6%AD%A3

日本人の給料も、途上国水準になっていく。これを、俺用語で「元建て給料」って呼んでいる。


「バーチャル」を「リアル」価格で売る、「元」で買って「円」で売る人は儲かるし、その逆は赤字になる。しかし、「リアル」「アトム」なしに人間は生きられないんだよな。