日本企業においてリーダーシップが生まれにくい理由~リーダーシップを取る事の割の合わなさ問題~

リーダーシップと意思決定の分布が日本が独特という話。

階層主義で合意形成を重んじるとなると、上下左右全部に話を通して凄まじいコミュニケーションコストがかかる上に、上と左右からはとりあえず意見だけは言えるのでリーダーに対して投げられる石がだいたい当たるという事では…。 pic.twitter.com/bqHxAufImN

https://togetter.com/li/1763245

リーダーとして横断型施策を突破してきた経験のある人は、「もう二度とやりたくない」といいつつ、他人には期待しないという達観した目をしてる。

最後は個人の矜恃というか、強烈な癖によって突き動かされて火中の栗を拾いに突入する。

インセンティブ感覚が壊れた人が多い。


もともとの記事は
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00046/081700004/
こちらで、

 単一文化のメンバーだけで構成されるチームでも、個人別マップを作成することで、コミュニケーション、意思決定、フィードバックの与え方などさまざまな面における個人の嗜好とスタイルが浮かび上がる。『スケジューリングの指標でAさんは私より柔軟だ』ということが分かれば、摩擦が起きたときに『あの人の仕事の進め方は場当たり的だ』『時間にルーズだ』などと感情的に判断するのを防ぐことができる。また取引先に角を立てずに修正的フィードバックを伝える必要があるとき、それが得意なチームメンバーに任せるという判断もできる」

どの国が悪いとか良いとかそういう話ではない。




で、

医学部の感染症科に優先枠、厚労省プランを岩田健太郎医師が批判「実情を全くわかっていない」

「むしろ感染症医でいることのインセンティブをつけたほうがよい。救急も同様。米国では救急人気が落ちたときに労働時間をぐっと減らして例えば週3回勤務にし、給料もキープして、ライフスタイルに合致した職種として人気を取り戻した」

https://biz-journal.jp/2021/08/post_246877.html

これ。日本の官僚だとか公務員だとか、一律の給料出しておいて「インセンティブ感覚が壊れた」かつ「有能な」人材を選抜し要職につけてるって印象で、医療もこれ。
当然、応募者殺到するような人気職でもないと「いませんか~ 有能でインセンティブ感覚が壊れた人いませんか~」になる。



さて、「インセンティブ感覚が壊れた」「有能な」医者が救急とか感染症医になるが、救急とか感染症医の優先枠で入学した人が「インセンティブ感覚が壊れた」「有能な」医者になるのかどうかちょっと気になる。